卒業生の声02
【入学動機】
小学校教員になりたかったのと、「生きる力を育む」と言われているなかで、
子どもたちの生活に一番身近な教科を考えると家庭科なのではと思い、家政教育コースを選びました。
また、専門的なこともたくさん学ぶことができ、卒業後の進路に幅が持てることも魅力でした。
【大学での学び】
大学での学びは、授業のとり方次第で自分の興味のある分野をどんどん深めていくことができます。
1回生の時は必修科目でほとんど埋まってしまいますが、3・4回生になると自分の学びたい授業が選べるようになってきます。
家政教育コースの授業に加え、私は人権教育、特別支援教育にも関心があり、卒業までに学ぶことができました。
卒論の研究実験、レポートや指導案作成、模擬授業の準備など毎日忙しかったですが、計画を立ててタスクをこなしていく力は
教員になった時に役立っているように思います。
【小学校教員のやりがいや家政での学びが役立ってるなと思う時】
教員1年目はその日1日を乗り越えることに必死&うまくいかないことばかりで、正直全く楽しめなかったです。
2・3年目になって少しずつ、自分の声かけや指導で子どもが良い方へ変わっていく経験ができ、楽しいなぁと感じる時が増えました。
教室での子どもとの関わりだけでなく、学校全体を良くするにはどうしたらいいか考えるのも楽しいです。
自分の提案が採用され、実際に学校が大きく変わりました。責任も、校務面の仕事量も増えましたが、充実しています。
ブラックと言われている教員です。1年目はその通り残業時間トップでしたが笑、今は6時過ぎには退勤できています。
やることが分かると回せるようになります。
家庭科の授業は高学年しかなく、実はまだ教えたことがありません。
でも低学年の生活科、理科、社会などは家庭科と共通するところもあり教えるときに大学での学びが役立っているように感じます。
家政教育コースの4年間で得た、「生活をより良くするための授業になっているか」「子どもたちの生活に身近な課題か」
という2つの視点は、家庭科に関わらず、今でも授業を考えるときの軸になっています。
今年度から5年生の担任になったので家庭科を教えるのが楽しみです。
【後輩へのエール】
教員のなかでは「大教出身です」というと、「おお!」となるくらいネームバリューがあります。
さらに家庭科の免許を持っている人が少なく、不足しているので中学や高校からも声がかかります。
大教大の家政教育コースを出ていて良かったなあと今は思っています。
大学にはいろいろな考え方を持った人がいます。部活やサークル、違う学科の人ともたくさん関わり、視野を広げて欲しいです。
また、子どもたちとかかわるうえで、自分だけの軸(大切にしたいこと)も見つけられるといいですね。応援しています!